リオラボ
icon

【テンプレ集】WordPressヘッダー作成方法&テンプレート集【自作テーマ/Bootstrap】

この記事ではBootstrapを使ったヘッダーナビ(ナビゲーション)の作成方法と、サンプルとしてテンプレート集を紹介しています。

ヘッダーの構成は基本的にヘッダーナビゲーションとヒーローセクションから構成されます。ここではヘッダーナビをメインに紹介していきますが、ヒーローセクションのサンプルも併せて記述しています。

こちらの記事ではWordPress自作テーマの作り方について解説しています。header.phpファイルを今回紹介するヘッダーのテンプレートと置き換えることですぐ使えるようになります。とはいえWordPressサイトではなく、通常のHTMLサイトでももちろん使えます。

【サンプルテーマ配布】WordPress自作テーマの作り方完全版【Bootstrap活用】

【サンプルテーマ配布】WordPress自作テーマの作り方完全版【Bootstrap活用】

Posted on 9月 14, 2024 | Category: WordPress

この記事ではWordPress自作テーマの作り方完全版ということで、自作テーマの基本から実際の構築方法について詳しく解説しています。また、サンプルテーマを配…


ここで紹介するヘッダー、ヒーローセクションはBootstrapを利用しデザインしています。そのため、コードは非常に簡潔で分かりやすくなっています。テンプレートによってBootstrapのみの記述、デザイン性を高めるためCSSの併用もしているので好みのデザインを参考にしてください。Bootstrapを使うのでスマホなどのレスポンシブデザインにも対応しています。

なお、ヘッダーナビとはサイト上部にメニューなどが表示される箇所です。スマホではハンバーガーメニューが表示されたりもします。そしてヒーローセクションとは、ウェブページの一番上に配置される大きなビジュアルエリアのことを指します。目を引く画像と、キャッチコピーを配置したりするのが通常です。

Bootstrapの読み込み方法

Bootstrapを使用するためには、CSSとJavaScriptのライブラリを読み込む必要があります。公式CDNを利用するのが簡単な方法です。以下のコードをHTMLのセクションに追加することで、BootstrapのCSSとJavaScriptを読み込むことができます。

1. CSSの読み込み
まず、Bootstrapのスタイルシートを読み込みます。これにより、Bootstrapの全てのクラスとデザインが利用可能になります。

2. JavaScriptの読み込み
scriptタグでBootstrapのJavaScriptをインクルードし、動的な機能(モーダル、ドロップダウンなど)を有効にします。

必要に応じて、Popper.jsの読み込み
ツールチップやポップオーバーを使用する際に必要なライブラリです。必要な場合だけ追加します。

以下のような順序で読み込みします。

アイコンの読み込み
ソーシャルメディアアイコンなどにはFont Awesomeを使っています。これも必要に応じて記述します。

テンプレート集

サイドバー展開のナビゲーション

サンプル

このコードは、特にブログ形式のウェブサイトに最適なテンプレートの一例です。スマホでハンバーガーメニューを開くと横からサイドバーが表示され、この箇所にウィジェット内容を表示できます。ただしこれを実現するにはJavaScriptの記述が必要であり、少しだけ複雑になっています。

ナビゲーションバーとハンバーガーメニュー
スマホではナビゲーションバーがコンパクトなハンバーガーメニューとして表示されます。このボタンをクリックすると、サイドバーが横からスライドして表示される仕組みです。ブログでは最近の投稿やカテゴリ、タグなどを使用しますが、それをサイドバーに表示することができます。
また、メニューボタンのデザインは、通常の三本線ではなく、二本線に変更されており、スタイリッシュなデザインになります。

サイドバーとオーバーレイ
サイドバーが開いているときにはオーバーレイ(背景のぼかし効果)が表示され、ユーザーがサイドバー以外のエリアをクリックすると自動的にサイドバーが閉じます。オーバーレイがあるのでユーザーが誤ってメインコンテンツをクリックすることを防ぎます。

JavaScriptを利用したインタラクション
サイドバーの開閉やオーバーレイの表示にはJavaScriptが使われており、クリックイベントを処理して動的な表示を実現しています。

CSSでのカスタマイズ
サイドバーの表示・非表示や、ハンバーガーメニューのスタイルはCSSでカスタマイズされておりレスポンシブデザインに対応しています。サイドバーの幅や背景色などもCSSで設定されています。

ヒーローセクション
ヒーローセクションでは画像をいっぱいに表示しキャッチコピーや説明などを表示しています。テキスト枠の表示や背景の透過、フォントサイズの変更などはCSSで自由に変更できます。

ドロップダウンメニューとアイコン

サンプル

最初のテンプレートではJavaScriptを使っているため、少し複雑でした。このコードではCSSやjavaScriptを一切使わずにナビゲーションを作成しています。Bootstrapではサイドメニューを横から展開する機能はありませんが、ドロップメニューであれば一瞬で作成ができます。そのドロップメニューにWordPressのウィジェットを表示する枠を作ったので、ブログなどにも利用できます。

PC画面では各リンクを設置。ソーシャルアイコンをFont Awesomeを使って表示しています。スマホではハンバーガーメニューをクリックすることでドロップメニューが表示され、ここにウィジェット内容を出力することもできます。

ショッピングサイト向けヘッダー

サンプル

ショッピングサイトなどに使えるナビゲーションメニューです。問い合わせ用の連絡先やカート、配送情報などが表示されています。アイコンはFont Awesomeを利用。

このコードでもBootstrapのドロップメニューを使っているため、JavaScriptの記述はなく、また最低限のCSSを使用しています。

透過したナビゲーション

サンプル

ナビゲーションを透過させることで、シンプルかつオシャレなデザインにしています。ストアサイトなどにも利用できます。スマホ表示では同じくドロップメニューを使っていて、ウィジェット表示も可能です。

ヒーローセクションにナビを透過させているので、必要に応じて文字色や透過率を修正し見やすくカスタムしてみてください。CSSで簡単に変更ができます。

ヒーローセクション

テキストを左に配置

サンプル

左側にテキスト、右側に画像を配置したヒーローセクション。実際のところ画面全体に画像を配置しているので、左側に何もない画像を選ぶとテキスト部分がうまく表示できます。

テキストの配置はCSSでカスタムしています。justify-content: flex-startをflex-endにすることで、テキストを右寄せにすることもできます。

画像を斜めに配置

サンプル

左側にテキスト、右側に画像を配置していますが、画像を斜めに表示することでスタイリッシュな見た目になっています。最新製品やテクノロジーなどを紹介するサイトなどで利用できそうです。

まとめ

Bootstrapを使ったWordPressヘッダー(ナビ、ヒーローセクション)の作成方法とテンプレ集を紹介しました。

なるべくコードを短めに記述しているので、自身で修正しやすいかと思います。ナビゲーションの色やテキストの配置、背景画像の設定など、CSSのコメントを参照しながら好みのデザインにカスタマイズしてみてください。